英国王室御用達ジュエラー『Garrard(ガラード)』の紹介!

『Garrard(ガラード)』というジュエラーは聞いたことはありますか? 日本ではあまり聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、ガラードは1735年にイギリスで創業された世界でも最も古いジュエリーブランドのひとつといわれるハイジュエラーです。更にこのガラードというジュエラーは、2007年まで160年もの間、英国王室御用達のクラウンジュエラーとして確固たる地位を築いています。 今回はそんな英国王室御用達のハイジュエラー『Garrard(ガラード)』にスポットを当てたいと思います。

『Garrard(ガラード)』の成り立ち?

『Garrard(ガラード)』は、1735年ロンドンで銀細工師のジョージ・ウィックスが宝石店を開いたのが始まりです。この宝石店は数十年後に地元の有力者のロバート・ガラード氏の手に渡り、1802年に完全にガラード一族が支配権をてにいれました。ガラード一族が宝石店を支配した当時はジェフリー・アンド・ジョーンズやランデル・アンド・ブリッジ等の宝石店が活躍していて、ガラードは一流の域には達していない宝石商といったような評価だったそうです。 ガラードが今のような超一流の評価を受け始めた転機は、1842年にランデル・アンド・ブリッジの後を継ぐ形で英国王室御用達に任命されたことによります。英国王室御用達に任命されたのち、王室はもちろん周辺の貴族たちの信頼も得て、その評価は現在に至るまでゆるぎないものになっています。

クラウンジュエラーとしての『ガラード』

ガラードは、ヴィクトリア女王からエリザベス女王に至るまで、5代に渡って英国王室御用達のジュエラーとして宝飾品や銀器類の製作を行っています。さらに、英国王室が所有している膨大な数の宝石やジュエリーの管理、修理やメンテナンスまで任されています。世界的に有名なものでは、「コイーヌ・ダイヤモンド」を使用した王冠や、「カリナン・ダイヤモンド」の王冠や王笏(杖)へのセッティングもすべて『ガラード』が担当したそうです。

近年の『ガラード』

ここまでご紹介した事で『ガラード』の凄さは何となくわかっていただけたと思いますが、1900年代以降は少し苦戦しいます。というのも『ガラード』のジュエリーは特定の上流階級の層に合わせた製品が多く一般の消費者向けには好まれるような製品はすくなかったためです。1900年代に入ると庶民にも宝石ジュエリーが普及してきた時代ですが、『ガラード』はその対応に遅れたそうです。一時期はアスプレイという宝石店と合併し一般向けの事業も模索しましたが、結局事業としては成り立たなかったそうです。 そして、現在の『ガラード』は、特定の上級階級層に優れた宝石ジュエリーを提供するジュエラーとして、英国王室や上級階級の人々から厚い信頼を得ています。因みに、チャールズ皇太子が、ダイアナ妃に贈った指輪もガラードが作ったものです。

まとめ

今回は、イギリスの老舗ハイジュエラー『ガラード』にスポットを当ててみましたがいかがでしたか? 1800年代より英国王室御用達のジュエラー『ガラード』の凄さの一部分だけでもわかっていただけたのではないでしょうか?日本でも、日本国内に初めて上陸した際に一回2万円もするガチャガチャをを置いたことが話題になったことがあります。世界中のセレブの間で高い信頼を得ていいる『ガラード』がガチャポンでジュエリーを売るなんて遊び心があって面白いですよね!ちなみに2万円のガチャポンの中身はシルバーのペンダントトップだったそうです。