宝石の王様として誰もが憧れるダイヤモンド。ダイヤモンドの人気はやはり眩いばかりの輝きですよね。ダイヤモンドはその輝きが永遠に続くことから『永遠の愛の象徴』として結婚指輪や婚約指輪として非常に人気があります。そのダイヤモンドの輝きをより引き出すにはダイヤモンドの原石の形や特質に最もあったカットを施す必要があります。
今回はそんなダイヤモンドの主なカットの方法をご紹介します。
まずは、ダイヤモンドのメジャーなシェイプをご紹介します。ダイヤモンドを選ぶ際にはよく見る形なのではないでしょうか?
ダイヤモンドのカットの方法の中で最もポピュラーで人気のあるのが『ラウンド・ブリリアント』です。
このシェイプは、100年以上もの間加工技師たちによって光の屈折などが研究され、ダイヤモンドのファイヤー(虹色の光)やブリリアンス(白色の光)を最も美しく引き出すと言われています。『ラウンド・ブリリアント』は58面のカットが施され、ダイヤモンド上部から入った光が内部で全反射し、また上部から放たれるように設計をされています。このカットは結婚指輪などでも非常に人気があり、その理由はカット、カラー、クラリティグレード(透明度)の面から考えても非常に完成度の高いカットだからだそうです。
『マーキス』はダイヤモンドを大きく見せる効果がありカラット数を最大限に生かすことができます。その形状は、アーモンドのような美しいシェイプを持っています。『マーキスダイヤモンド』のシェイプは指を長く見せることができるため人気があります。
このシェイプの特徴は、一方は尖っていて、また一方は丸みを帯びていて雫形のダイヤモンドシェイプは『ティアードロップ』とも呼ばれています。
洋ナシ(Pear)のようなこのシェイプは様々なダイヤモンドジュエリーに使用されています。因みにこのこのデザインは中世ヨーロッパで生み出された由緒あるデザインです。
『オーバルダイヤモンド』のシェイプは、ラウンドブリリアントカットに近い美しい輝きを持ち、面長でスレンダーなシェイプが非常に人気があります。
オーバルダイヤモンドの特徴は、表面に多数の小さなカット面がほどこされていることです。楕円の柔らかで優しい丸みを持つシェイプは女性的で人気があり、「マーキスダイヤモンド」同様に指を長く見せる効果がある為人気があります。
女性に特に人気が高いのがこの「ハート」型のシェイプです。ハートは昔から「愛」のシンボルとして有名ですよね。
ハートシェイプのダイヤモンドは独特の形状をしているため好みは分かれますが婚約指輪はもちろんネックレスやブレスレットなど様々なジュエリーに使用されています。
ここからは少しレアなシェイプをご紹介します。
クッション・カットダイヤモンドはピローカットとも呼ばれ、丸い角と大きな面は1世紀以上にわたって人気があります。
このクッションのダイヤモンドシェイプは正方形と長方形のものがあり、大きなファセットによって輝きが増すようにデザインされています。クッションダイヤモンドは大きな面でダイヤモンドの透明度が強調されるため、透明度の高いダイヤモンドを選びましょう。
『ラディアントカット』は正方形の角が切り落とされたようなシェイプが特徴で、婚約指輪や結婚指輪をはじめとした様々なジュエリーに使用される非常に人気の高いシェイプです。
このカットは中央から外に向かって放射状に伸びるデザインが男性にも人気が高いそうです。
『アッシャーカット』は『エメラルドカット』にとても似ていますが、こちらのシェイプは正方形なのが特徴です。
『アッシャーカット』は正方形なことを除くと、エメラルドカットと同様にパビリオン側が長方形にカットを施されています。また、エメラルドカットと同様にトップが広いためダイヤモンドの透明度が協調されます。
今回はダイヤモンドを美しく見せるためのシェイプの種類をご紹介しました。
ダイヤモンドはシェイプによって印象が大きく変わります。初めてダイヤモンド購入する際は流行り廃りが少ない定番のラウンドカットを選択することをオススメします。